日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

奥平眞司

専攻デザイン科 スペースデザイン専攻
2019年卒業

奥平眞司 / 映像クリエイター

奥平眞司

映像クリエイター

  • 1994年愛知県生まれ
  • 2017年日本福祉大学経済学部卒業
  • 2019年Youtubeチャンネル「OKUDAIRA BASE」主宰

先入観を壊す「概念砕き」デザインの分野はすべてつながっている

YouTube のチャンネル「OKUDAIRABASE」を主宰して、暮らすことの楽しさを伝える映像を制作し発信しています。 YouTuber になったきっかけは、大学に進学して一人暮らしをした頃から「暮らす」ということが大好きになり、その魅力を他の人に共有したいという思いを抱いたことです。 最近では「こんな道具があったらいいな」という視聴者の要望を聞き、実際に手に取り使うことで暮らしが楽しくなるキッチンツールのデザインを行い、販売もしています。

私がデザインに興味を持ったのは大学1年生の頃。大学が愛知県の知多半島にあり、海と山しかない環境。 家にいることが多く、大学生らしい遊びができませんでした。ある日、散歩をしていたときに浜辺で流木を見つけて、これを使ってサイドテーブルをつくれるのではないかと思い、DIYをはじめました。 テーブルなどの家具をつくっているうちに徐々にインテリアに目覚め、デザイン学校に行きたいと思うようになりました。 有名なデザイナーたちを輩出している〈桑沢〉に興味を持ち、卒業生作品展を見に行ったのですが、そこで展示されている作品を見たときに、どの作品からもつくった人のコンセプトが伝わってきて、他のデザイン系の専門学校とはレベルが違うと。 〈桑沢〉に入れば自分の好きなデザインが思う存分学べる確信が生まれました。 〈桑沢〉で印象深かったのは、「建築」の授業です。最初の授業で先生に言われたことが、今も心に残っています。 住宅をデザインする課題が出たときのこと。私はカッコいいという理由だけで柱を配置していきました。そのときに先生がおっしゃったのは、「なんとなくカッコいいというのは、デザインではない」。 必要なのは、柱を立てるにも一つひとつ段階を踏んで、論理的に考えること。デザインは見た目重視ではないことを学びました。

また、創設者の桑澤洋子さんが提唱した「概念砕き」という考え方。 すべての先入観を壊し、発想の転換を導く教えです。〈桑沢〉は技術を磨くと同時に、考え方を身につける学校だと思います。〈桑沢〉を卒業した人はデザイナーだけでなく、さまざまな業界で活躍しています。 私もYouTube という土俵で、普通のデザイナーとは違い、映像から道具の制作まで行っています。 ビジュアルからプロダクト、スペースといったデザインすべてがつながっている。 それは、「概念砕き」を実践している学校で学んだからこそだと思っています

 <インタビュー 2021年3月>©桑沢デザイン研究所

奥平眞司

奥平さんがデザインした「eda」 (計量スプーン大さじ・小さじ)。
枝のような細い柄の部分は自分好みに切ることができる。
それぞれのスタイルに合わせられるように調整を可能にした。

 <インタビュー 2021年3月>©桑沢デザイン研究所

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