2025.07.07hashiguchi maiさんがコーヒープロジェクト『Brew of Peace』を企画、デザイン、イラストを担当
夜間部ビジュアルデザイン専攻2024年卒業生のhashiguchi maiさんが、被爆から80年の節目となる今年の8月に合わせて、平和への思いを込めたコーヒープロジェクト『Brew of Peace』を企画、デザイン、イラストを担当されました。
みなさんこんにちは!
長崎出身のイラストレーター、hashiguchi maiと申します。
被爆から80年の節目となる今年の8月、「コーヒーを淹れながら、飲みながら、平和について思いを巡らせてほしい」という願いを込め、『Brew of Peace』というコーヒーをつくりました。
8月6日の広島原爆の日から、8月15日の終戦の日までの10日間分のコーヒーのセットです。
このコーヒーは、日々の忙しさの中で一度立ち止まり、自分自身や世界の状況に目を向けるきっかけになることを目指しています。
朝起きて今日一日のエネルギーをチャージする、あるいは一日の終わりにホッと一息つく時間。心が少し穏やかになるコーヒーの時間に、そっと寄り添う存在として。それぞれ異なるイラストが添えられた10個のコーヒーバッグには、平和について考えるヒントが込められています。このコーヒーが、あなた自身にとっての「平和とは何か」を考える時間になれば幸いです。
今回のプロジェクトはPeace Education Lab Nagasakiにサポートしていただいております。
・PLABについてはこちら https://plab.jp
【この企画のこだわり①イラストについて】
この10日間の中で「過去・現在・未来」というテーマを設け、10杯のコーヒーを飲み終える頃には、見える景色が少し変わっている。そんな体験を届けたいと思っています。戦争や核の問題は「難しそう」「自分には関係なさそう」と思われがちですが、身近に感じてもらえるよう、日常の中にあるシーンをモチーフに、ポップでありながらもドキッとするようなイラストを目指しました。
【この企画のこだわり②コーヒーについて】
今回のコーヒーは、長崎にある「カリオモンズコーヒーロースター」さんにプロデュースいただきました。このプロジェクトのためだけに作られた「Nagasaki Blend 80」というオリジナルブレンドです。
使用する豆は2種類。ひとつは、ホンジュラスのエル・ダントという農園で栽培された豆、もう一つも同じくホンジュラスのレセパ農園の豆です。なんと、レセパ農園のルイスさんは私たちと同い年!遠く離れた地で同世代の方が育てた豆を使えることを、とても嬉しく思います。
味わいは、おだやかで甘く、フルーティー。暑い8月でも軽やかに飲める味に仕上げていただきました。また、私たちは「生産者と消費者が対等であること」「地球環境に配慮されていること」を大切にしています。カリオモンズコーヒーロースターさんは、ゴミをできるだけ減らすなど環境に配慮した取り組みをされており、昨年は広島のコーヒー店とコラボして平和をテーマにしたイベントも開催されています。私たちの生まれ育った長崎で、こうした想いを共有してくださるお店とご一緒できることを誇りに思います!
・カリオモンズコーヒーロースターさんについて https://kariomons.com/
・プロジェクトについて https://for-good.net/project/1002194