日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

後藤ゆかり

デザイン専攻科 ファッションデザイン専攻
2015年卒業

後藤ゆかり / 生産管理

後藤ゆかり

生産管理

  • 1995年埼玉県生まれ
  • 2013年埼玉県立新座総合技術高等学校卒業
  • 2016年株式会社ローズバッド
  • (現 株式会社TSI )入社

現場の思いを汲み取れるようになった
意見がぶつかり合う共同制作の経験

レディースのアパレルブランドの生産管理を担当して、6年目になります。洋服のサンプルをつくるところから始まり、実際に量産し、納品するまでを担当しています。納期の管理はもちろんのこと、一着あたりのコストから洋服の生地や付属品などの品質管理、また、量産する際に資材が足りなくなり、納期が遅れるなどの問題が起きないよう、前もって工場などに確認を取るなどといった業務も行っています。

高校では服飾デザインを学びましたが、授業では洋服をつくることがメインでした。一方〈桑沢〉ではデザイン画の描き方、プリントや染めの方法など、洋服をつくるだけでなく、デザインに対して多角的にアプローチする授業があり、それがとても勉強になりました。「ファッションは洋服をつくるもの」と考えていた自分に欠けていた部分を〈桑沢〉でしっかりと学べたのがとてもよかったです。

夜間のデザイン専攻科の学生は年齢層が幅広く、これまで関わったことのないタイプの人との交流など、新鮮な人間関係を築くこともできました。共同制作では意見が衝突したりテーマが行き違ったりと、他の人と一緒にものをつくり上げる作業の難しさを痛感しました。でも、仲間と共に協力して制作したものが完成したときには、大きな達成感が得られます。いま振り返ってみると、これは仕事ではあたりまえのことです。生産管理者は、まさにデザイナーやクライアントとの間に立って働いているのですから。〈桑沢〉で作品を制作した経験を持つからこそ、製品に対するデザイナーの思いやコストや時間など、現場の気持ちを汲み取ることができるようになったと思っています。

卒業制作では、ファッションショーのための洋服を同級生と2人でつくりました。お互いにテーマとして考えているものや好きなテイストが違い、最初はなかなか意見がまとまらず苦労しました。昼間は仕事や他の課題とも並行して制作しなければならなかったので、その時期はとても大変でした。ようやくファッションショーで発表できて周囲からほめられときには、努力して困難を乗り越えてきたことが報われたと思いました。

デザイン専攻科は学生数が少ないためか、友人とは卒業後も仲がよく、頻繁に交流しています。昼間は仕事をして夜は学校で学び、帰宅してから課題を制作する。〈桑沢〉時代の生活サイクルは過酷でしたが、デザインすることが楽しい毎日でした。また、先生との距離も近く、授業でわからないことがあればすぐに質問しに行くことができます。現役でデザイナーをされている先生に教えていただき、現場の話をうかがえたことが、社会に出てからも大きなプラスになっています。

 <インタビュー 2022年3月>©桑沢デザイン研究所

 <インタビュー 2022年3月>©桑沢デザイン研究所

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