日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

アクセス
MENU
LINE YouTube Instagram Twitter Facebook

卒業生インタビュー

巽 奈緒子

デザイン専攻科 ビジュアルデザイン専攻
2015年卒業

巽 奈緒子 / デザイナー

巽 奈緒子

デザイナー

  • 1983年大阪府生まれ
  • 2002年神奈川県立神奈川総合高等学校卒業
  • 2007年東京外国語大学 中国語学科卒業
  • 2007年電通台湾支社入社
  • 2015年佐藤卓デザイン事務所入社

幼い頃から、描くのが好きでした。大学進学時にも、小さい頃から絵を習っていた先生に教えてもらって知っていた〈桑沢〉か、語学を専門とする大学に進むか、迷いました。そのときは、語学を選択。卒業後、学んだ中国語が活かせる台湾で就職し、広告代理店の仕事をしていましたが、デザイナーの仕事を横で見ていて「私もやりたい。手に職をつけたい」と改めて思うようになりました。28歳で仕事を辞め、デザインを学ぶために帰国。周囲の人に聞くと「〈桑沢〉 の夜間がいいよ」と。講師の方々も魅力的でしたし、働きながら通えるため、迷いなく受験しました。最初は中国語のアルバイト、最後の半年はデザインのアルバイトをしながら通学しました。

〈桑沢〉に入ってから、それまで仕事のなかで見て知っていたつもりだったデザインのことが、実はまったくわかっていなかったことを体感しました。発注する側とデザイナーの視点は、驚くほどに違う。デザインではタイポグラフィーがとても大切だということもはじめて知りました。ほかにも、有名な現役デザイナーの講演や、同級生同士でプロジェクションマッピングの展覧会を企画したり。面白くて刺激の多い2年間でした。

卒業後、知人の後任として、佐藤卓デザイン事務所でアルバイトをしました。そのまま働かせてもらい、正社員となりました。現在は、主に三宅一生関連の仕事に携わらせていただいています。アシスタントとして関わった「MIYAKEISSEY展」では、会場構成、告知ツールのビジュアルデザイン、会場の模型づくりなどに関わり、服選びの打ち合わせなどにも参加しました。また、「BAOBAO ISSEY MIYAKE」のグローバル広告の担当デザイナーとして、毎シーズンの広告案の提案から撮影立ち会いまでに携わりながら、日々勉強の毎日です。最近は、商品デザインの成り立ちを「解剖」して見せる「デザインの解剖展」の企画に携わりました。ライターとやりとりしながらビジュアルデザインや展示内容を考える仕事です。ほかには、化粧品のパッケージやプレステージ・インターナショナルの各種ツールデザイン、そのプロスポーツチームのキャラクターデザインなども担当しています。グラフィックデザイン以外の仕事も多くあります。たとえば、店舗に新しい棚をつくること。店員の方からの要望を聞き反映したものを提案していくのですが、スペースデザインやプロダクトデザインにも近い仕事です。基本的な考え方はグラフィックもスペースデザインも変わらない、と仕事のなかでいわれますが、いまは必死でついていっています。

 <インタビュー 2017年3月>©桑沢デザイン研究所

巽 奈緒子

左=2016年3月~6月に開催された、「MIYAKE ISSEY展」チラシとパンフレットのキービジュアルの制作に、案出しから関わった/右上=クリエイションギャラリーG8主催「藍色カップ」展出展作品/右下=書籍『デザインの解剖』(平凡社)。企画からレイアウト、図案制作等を担当

 <インタビュー 2017年3月>©桑沢デザイン研究所

卒業生一覧に戻る