在校生インタビュー

〈桑沢〉で何をしたいのか
目的を明確にし課題に取り組む

総合デザイン科1年飯村幸平

  • 2000年東京都生まれ
  • 2019年東京都立東村山西高等学校卒業
  • 2000年東京都生まれ
  • 2019年東京都立東村山西高等学校卒業

やりたいことが決まらず、高校を卒業して1カ月間、ヨーロッパでバックパッカーをしていました。帰国後、ものをつくる仕事がしたいと思い、調べたところ〈桑沢〉の評価が高かったので、ここで学んでみたいと思いました。
しかし、初回の受験は不合格。「自分は〈桑沢〉で何をしたいのか」という考えが浅かったこと、また〈桑沢〉のレベルが高いことを実感しました。その後、一般職として就職しましたが、ものをつくる仕事への憧れは増すばかり。そんなときにプロダクトデザインという仕事の存在を知り、今度は自分が本当にやりたいことを明確にして再チャレンジしました。
入学する前は、デザインは見た目をよくする仕事だと思っていましたが、実際に学んでみるとデザインという領域の広さ、またデザインが社会に及ぼす力の強さを認識しました。さらに自分の強みをプラスすることで、無限に広がる仕事だと考えています。
印象に残った学びは「デザイン概論」で、デザインを漢字一文字で表すという課題に取り組んだ授業です。同級生のさまざまなデザイン観を知ることができて興味深かったです。
課題に取り組む際は、まず意図を正確に汲み取り、その意味を考えて自分の力にすることを意識しています。課題の発表では、クラス内でどの作品がよかったかを決める投票があるのですが、2年次以降の専攻はプロダクトデザインを希望しているので、基礎デザインにおけるプロダクトの課題では1位を狙っていました。そのために、マーケティングリサーチするように同級生の好みの傾向を調査するなどして、最終課題では目標の1位をとることができました。
手がけてみたいのは、手に包み込めるサイズのプロダクトです。実際に販売された自分の製品を手に取って並べることが、私の夢です。自分がデザインを通じて何がしたいのか、誰に向けてデザインするのかということを常に念頭に置いて、学んでいきたいと考えています。

保護者の方からのメッセージ

一度就職をしましたがやりたい事がみつかり、〈桑沢〉を受験しました。小さい頃から自分で考えてものをつくるのが好きな子でした。 課題を一つずつ終えるごとに成長している姿をみると、とても嬉しく思います。充実した3年間になるよう応援しています。

 <インタビュー 2023年>©桑沢デザイン研究所

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