在校生インタビュー

受け取る側の気持ちを想像し
作品をよりよいものへ繋げる

総合デザイン科3年 ビジュアルデザイン専攻増本里彩

  • 2003年香川県生まれ
  • 2021年香川県立高松工芸高等学校卒業
  • 内定先:株式会社ノーツデザインオフィス
  • 2003年香川県生まれ
  • 2021年香川県立高松工芸高等学校卒業

もともとデザインに興味を持ったのは姉の影響で、姉と同じ高校のデザイン科に入学しました。大学に進学しようかと迷っていましたが、信頼している高校の恩師と先輩が〈桑沢〉を勧めてくれたので、入学を決めました。
高校時代はデッサンやポスターなど、主にビジュアルデザインを学んでいました。〈桑沢〉では、ビジュアルだけではなくプロダクトからファッション、スペースまでの幅広い分野のデザインを学びます。そのため、授業や課題などを通して自分の技術が向上していくのを実感できます。さらに、第一線で活躍されているデザイナーの方から授業を受けることができ、実際の現場のあれこれを教えてもらえたことが、私の身になりました。
入学する前は自分の好奇心だけで制作していましたが、ビジュアルデザイン専攻に進んだ2年次からは「自分らしさとは何か」を考えるようになりました。また、受け取り手がどう思うのかを考えてみることが大切です。そのために家族、友達、先生に感想を聞いて、作品をブラッシュアップさせていくことを心がけています。そして、興味のあるものと何か他のものとを組み合わせることで、さらにいいものへ繋がる可能性に気付くことができ、自分の中の引き出しが増えました。
デザインは見た目だけではありません。デザインを落とし込む媒体に決まりはなく、どんなものでもデザインできます。デザインはさまざまな物事の間に存在し、その働きはこれからの未来をよりよくしていくと信じています。クライアントや生活者だけでなく、デザインを提供するデザイナー仲間の心の面も支えられるような存在として、成長していきたいです。
〈桑沢〉で学んでいると、自分の中にもっと成長できる余地があると実感できます。それが向上心につながり、仲間同士が刺激を与えあい、高めあって成長できる場所が〈桑沢〉だと思うのです

保護者の方からのメッセージ

昔から姉の影響もあり、色やデザインにこだわりのある娘でした。入学したのはコロナ禍の真っ只中。リモート授業でどこまで個々の能力を引き出し、社会に出て通用する人材に育ってくれるのか、親としての心配もありました。けれども時折見せてくれる作品は素晴らしい出来栄えで、娘の成長を目の当たりにするにつれ誇らしく、そして安心したことを覚えています。これから社会に出ても〈桑沢〉での学びを活かして、自分の力を信じて前に進んでほしいです。

 <インタビュー 2023年>©桑沢デザイン研究所

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