ホーム デザインコラム デザインの仕事 スペースデザイン(空間デザイン)とは

スペースデザイン(空間デザイン)とは

スペースデザイン(空間デザイン)の仕事とは

家具・インテリア・建築を総合的に考えることが空間デザイナーの仕事です。 家具を専門的に手掛ける家具デザイナー、そして内部空間を専門的に手掛けるインテリアデザイナーという職業があります。そして、それらすべてを手掛けるのが空間デザインという仕事で、各専門で作業が多少変わることもありますが、常にスペース(空間)を意識してデザインすることに変わりはありません。

空間デザイナーの働き方

空間デザイナーの働き方には大きく分けて、2種類あります。 ひとつは企業に勤めることです。企業内は様々な部署に分かれていることが多く、どの部署に所属するかでも担当する仕事内容は変わってきます。また、大きな規模の仕事に携わり、大きなチームの一員として、長い期間働くことが多いです もうひとつは個人デザイン事務所に勤めることです。 個人デザイン事務所は数人〜10人規模が多いです。仕事の規模は企業に比べると小さい傾向にありますが、一つの仕事を数人のチームで働くことが多く、幅広く経験できます。また、将来的に独立することを目標とする人が多く、3〜4年で事務所を移り、色々なデザイナーの元で経験を積む人が多いです。

インテリアデザインとの違い

「スペースデザイン」と似た言葉として「インテリアデザイン」という言葉があります。 インテリアデザインとは、本来「内部空間のデザイン」を意味しますが、日本では、室内空間の装飾を指すことが多いです。 インテリアコーディネーターと言う職業もありますが、既にある照明・家具・カーテンなどをコーディネイトして空間を仕立てる職業で、桑沢が目指す空間デザイナーとは異なります。桑沢が育てたい人材は、何も無い空間に一から全てをデザイン出来るデザイナーです。 空間デザイナーは、家具なども自分でデザインすることが頻繁にあるため、プロダクト的な視点や知識も必要です。 インテリアデザイナーが住宅や建築をデザインすることもありますし、建築家がショップのインテリアなどをデザインすることもあるため、それらの職業領域は明確に分かれているわけではありません。

空間デザイナー

  • 空間をどう使いたいか、また、どう使えるか、イメージしていく仕事
  • クライアントの意向や条件などを加味して、幅広い知識で空間を演出する仕事
  • 商業施設であれば、内装をデザインすることが多い

建築家

  • 「建物」という箱だけでなく、内部空間や外構(植栽など)も一緒に考え、設計していく仕事
  • 商業施設であれば、内部空間は別のインテリアデザイナーが手掛けることも多い

スペースデザイン(空間デザイン)の仕事の流れ

インダストリアルデザインとの違い
スペースデザインというのがどういうものかについて紹介してきました。 ここからはスペースデザインの仕事の流れについて紹介していきます。 空間をデザインする空間デザイナーは一体どのような仕事をどのような流れで行っているのでしょうか。

1.打ち合わせ

まずはクライアントとどのようなデザインにするか等について打ち合わせを進めていきます。 クライアントの意図を汲み取りながら打ち合わせを進めていくため、言葉で説明されていない内容を理解したり、相手を説得する説明力が必要になります。

2.デザイン案の作成

実際にクライアントのヒアリングからデザインを考え、デザイン案を図面や模型、CGなどで表現します。

3.施工

デザイン通りに施工してくれる業者(施工会社)を探し依頼します。 空間デザイナーは、基本的に、クライアントと施工会社の間に入り、お互いの意見を聞きながら、最適なデザインをどう実現するかを考えます。

スペースデザイン(空間デザイン)に必要な知識とは

スペースデザインの仕事の流れについてはご理解いただけたでしょうか。 これらの幅広い業務内容をこなすためにはどのような知識が必要なのでしょう。 ここからはスペースデザインという仕事に必要な知識がどういったものなのかについて紹介していきます。

建築

スペースデザインでは、内部空間と外部空間を総合的にデザインするため、建築の歴史から建築設計まで、建築の基本的な知識が求められます。 インテリアデザイナーとして、内部空間のみをデザインする場合も、建築の知識があれば、より良いデザインができます。

インテリア

インテリアに関する知識や技術を求められる「インテリアプランナー」の資格があれば有利となる仕事もあり、こちらの資格も公益財団法人建築技術教育普及センターが試験を実施しています。

デザイン

当然のことですが、デザイン一般についても、歴史などを含め、幅広く学んでおくことが必要です。 日本デザインプランナー協会が「空間デザイン」に関わる認定試験を実施しており、「実践空間ディスプレイデザイン認定試験」などがあります。

製図・模型製作

スペースデザインを伝えるため、平面と立体で空間を表現できるようにします。 手描きによる図面や、CADというソフトを使った図面、立体模型など、さまざまな方法でデザインを具体的な形にします。

プレゼンテーション

打ち合わせやコンペでは、スペースデザインのビジュアル表現だけでなく、コンセプトや意図をきちんと伝える技術を学ぶことも大切です。 そのためスペースデザイナーにとって、プレゼンテーション能力も重要なスキルとなり、学校で学びます。

まとめ

スペースデザイン(空間デザイン)とは、室内外の空間に関するデザインで、小さなお店から展示空間、商業施設、公共空間、住宅などと幅広く手掛けることができます。 家具、インテリア、建築すべての知識が必要ですが、すべて勉強できる学科や専攻は、桑沢以外では意外に少ないです。 そのため、空間デザイナーになるためには、すべて勉強できる美大や専門学校に通いながら、プロの下で研修やアルバイトをして、経験を積む人が多い傾向にあります。
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