2024.09.031989 内田繁デザイン展 -ディア・ベラ復刻と共に-
桑沢デザイン研究所の卒業生であり、第9代所長も務められた世界的なインテリアデザイナー、内田繁先生の展覧会が開催されます。
内田繁先生(1943-2016)は、日本を代表するデザイナーとして、商業空間や住宅空間のデザインにとどまらず、家具や工業デザイン、さらには地域開発に至るまで、国内外で幅広い活動を展開されました。
代表作に山本耀司のブティック、神戸ファッション美術館、茶室「受庵 想庵 行庵」、クレストタワー一連の内部空間、ホテル イル・パラッツォ、オリエンタルホテル広島、ザ・ゲートホテル雷門など。
著書に『日本のインテリア全四巻』『インテリアと日本人』『家具の本』『普通のデザイン』『デザインスケープ』『戦後日本デザイン史』など。
—以下、公式サイトの紹介文より—
9/5より11/4まで、designshop azabuにて,「1989 内田繁デザイン展 -ディア・ベラ復刻と共に」を開催します。今回は内田繁氏、世界的な建築家アルド・ロッシ氏と協業し完成したホテル イル・パラッツォの影響を受け、内田氏がデザインしたプロダクトを中心に幅広く紹介していきます。今回復刻するDear Veraに関しては同じく9/5よりフランス パリのOGATA Paris Exhibition Spaceで開催される、内田繁氏の展示会でも予約を受け付けします。
1989年は日本を代表するインテリアデザイナー内田繁(1943-2016)にとっても節目の年でした。それは世界的な建築家アルド・ロッシに内田が設計依頼をし、日本初のデザインホテルが開業したことでした。そのホテル イル・パラッツォ(福岡)はアートディレクション・インテリアデザインを手掛けた内田の他にもエットーレ・ソットサス、倉俣史朗、田中一光など、世界的なクリエイターが参画し世界的に話題になりました。翌年1990年にアルド・ロッシは建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞しました。
アルド・ロッシとの協業は、内田のその後の作風に大きな影響を与えていくことになります。
本展では、2023年のホテル イル・パラッツォ リニューアルの際に、内田とアルド・ロッシへのオマージュで復刻された“Dear Morris”(1989, ホールクロック)、そして日本からの復刻が決まった“Dear Vera”(1989, 卓上時計)と内田が手掛けた様々なプロダクトデザインをご紹介いたします。
1989年の二人の偉業をプロダクトと共に感じて頂ければ幸いです。
今回、第一弾として復刻される卓上時計“Dear Vera II”はフランスのOGATA Parisにて同時期に開催される内田繁の展示(会期:2024年9月5日~9月29日)でも出品され、連動した企画として初回ロット限定50個に限りシリアルナンバー入りにて予約を受け付けます。
展覧会概要
会期 2024年09月05日(木)~2024年11月04日(月)
時間 11:00~19:00(土・祝は17:00まで)
休館日 日曜日(詳細は公式ホームページをご覧ください)
入場料 無料
参加アーティスト 内田繁、アルド・ロッシ
会場 designshop azabu
住所 東京都港区南麻布2-1-17 白ビル1F
関連URL 展覧会「1989 内田繁デザイン展 -ディア・ベラ復刻と共に-」について