2026.04.23卒業生 中山大暉さんの「Realume」 サローネサテリテ・アワード2026に出展

夜間部プロダクトデザイン専攻2025年卒業生 中山大暉さんが、サローネサテリテ・アワード2026に出展されます。
出展作品は「Realume」で、日本の食品サンプル職人が生み出すリアリズムと、日本の生け花文化が生み出すミニマリズムを融合した生け花ランプを展示。
<コンセプト - Realume>
Realumeは、日本の食品サンプル技術によって培われてきた「超リアル模倣技術:ハイパーリアリズム」を、空間に取り込む照明プロダクトです。
約100年にわたり、食品サンプル技術は日本の外食産業における究極のリアルを追求し続けてきました。その一方で、外食産業そのものや、環境・素材は激しく変化してきました。そうした時代の中で、この技術はリアルを追い続ける姿勢の「不変性」と、製法をアップデートし続ける「柔軟性」を併せ持ちながら進化してきました。
この不変と柔軟の融合こそが、近代のクラフトマンシップとしての魅力であり、未来に向けた可能性だと考えています。Realumeはその魅力を照明プロダクトとして具現化し、空間にリアル美をにじませるプロダクトです。



<コンセプト - ikebana series>
Realumeのコンセプトに加えて、生け花の要素をモチーフとして取り入れたものを生け花シリーズとして位置づけています。
華やかに魅せるのではなく、1輪だけで卓上やその周辺の身近な空間に彩りを与えるミニマルな美的感覚。それに加えて、花を花瓶に投げ入れる生け花の行為が、照明の点灯動作となる体験性としても生け花のエッセンスを取り入れたプロダクトにしています。
また、花の種類は現状日本国内に限らず、各地で好まれるお花を選定することで、生け花の本質的な感性は大事にしつつ、各地域ごとの花文化の違いも受け入れていく柔軟さの両立を目指し、頭文字を小文字としたikebanaとしました。この不変と柔軟の両立性は食品サンプル技術の在り方とも合致しています。





<プロダクト機能>
生け花の「投げ入れ」方式のように、Realume ikebana seriesも花ユニットを花瓶に投げ入れるだけで点灯する仕組み。
また点灯していないときでも、そのお花のリアルさゆえ、インテリアの装飾としてご活用いただけます。
充電式バッテリーでポータブル。約10時間連続点灯可能で調光機能付き。花ユニット内部のLEDの光源は白色(6000K)ですが、花弁を通してそのリアルな色合いが空間に滲みます。
華道家が生花に対して手で形や全体のバランスを調整するように、Realume ikebana seriesの茎は力を加えて変形・形状記憶させることができ、花や葉はドライヤーなどで温めると同じく手で変形させることが可能な仕様です。




<サステナビリティ>
Realumeは、空間における継続的な生花の入れ替えの必要性を減らし、繰り返し「消費」することなく花の美しさの存在を「持続」します。
<プロジェクトチーム>
Creative Direction Hiroki Nakayama
Product Design Hiroki Nakayama
Production (flower unit) IWASAKI CO.,LTD
Engineering Direction SOYU Co.,Ltd.
Ikebana Art Direction Nono Tabata
Photo / Video Hiro Nagoya
<サローネサテリテ・アワード202展示情報>
会期 21(Tue) – 26(Sun).April.2026
開催時間 9:30AM – 6:30PM
会場 Hall 7 – Booth No. C25 | Rho, Fiera Milano
![]() |
中山大暉
ニューヨークに拠点を置く、日本人デザイナー。筑波大学理工学群を卒業後、メーカーでの商品企画・新規事業開発、社内ベンチャー立ち上げの経験を経て、プロダクトデザインの活動を始める。 |




