2026.06.02卒業生 小久保竜季さんが「門真市立文化創造図書館 KADOMADO」の家具デザインを担当

Photo:Masaki Ogawa
昼間部スペースデザイン専攻2017年卒業生 家具デザイナーの小久保竜季さんが、大阪府門真市の「門真市立文化創造図書館 KADOMADO」にて、図書館空間のためのオリジナル家具をデザインしました。
2025年に公募型プロポーザルで最優秀提案者に選定され、図書館空間と調和しながら、市民が快適に過ごせる家具群を提案しています。
以下、小久保さんから寄せられたプロジェクト概要をご紹介します。
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大阪府門真市の新たなランドマークとして誕生した「KADOMADO」は、図書館を中心に、市民の文化・学習活動や地域活性化を支える交流拠点です。門真市民だけでなく市外から訪れる人々も受け入れ、次の目的地へとつながる“ひらかれた場”として機能します。 親しみやすく、建築と共に永く人々の居場所を支える “オリジナル家具”の提案に加え、既製品家具や植栽を含めたトータルディレクションを行いました。
家具製作は旭川に本社があり、北海道産材を使った木製家具を得意とするカンディハウス。プロポーザルの段階から「カンディハウス・小久保竜季 共同企業体」として協業し、製作面においても精度の高いモノづくりが実現しました。
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提案のきっかけとなったのは、建築の大きな特徴である1階から屋上までを大きくうねりながら連続的に繋ぐ「ギャラリーウォーク」。 そして外部から続く中庭のような一階中央部。建築の力強さや動きに呼応したオリジナル家具の軸として、門真市の中央を南北に流れる「古川」の名に因んだ “ふるかわベンチ”と “ふるかわソファベンチ”があります。
外部から内部、さらに上階へと連続的につながる建築の中で、ギャラリーウォークは人の流れを導く重要な役割を担っています。中庭のようにひらかれた1階フロアに配置したベンチは、部材構成や量感によって屋外家具を思わせる仔まいとしながらも、座面の掘り込みなどディテールを精緻なつくりとすることで、屋内家具的な仕上りとしました。また、ルーバー状の座板が水平方向の流れを強調することで、来館者をギャラリーウォーク上階へと促します。
ふるかわベンチとふるかわソファベンチは使い方の変化に応じたレイアウト変更ができます。

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ふるかわソファベンチは、1階から3階へギャラリーウォークの吹抜け付近に点在し、各階の特徴に合わせてカラーや張地の質感によって表情を変えています。
また1階と同様に、レイアウト次第で異なる居場所を作ることが可能です。
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チェアは、角材を曲げたようなディテールのウッドフレームに、クッション張りの背・座を嵌め込んだ構成です。公共図書館での使用を前提に、読書や学習時の快適性を考慮し、ゆとりのある座面幅と浅めの奥行きとしました。アーム無しとアーム付きの2種類を展開し、アーム無しはスタッキング可能、アーム付きはカウンターデスクへの離着席がしやすいハーフアーム仕様としています。


4階の子ども図書空間に設計したテーブルは、門真市のフォルムをモチーフとした“かどまっぷテーブル”です。
門真市を南北に流れる古川のラインで2つに分割することができ、シーンや人数に応じた使い方が可能です。子どもたちのまちへの関心と愛着心を育み、空間のランドマークになります。
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関連URL
小久保竜季さん 公式サイト
AXIS Web 掲載記事
門真市 公式サイト
ARCHITECTURAL DESIGN 遠藤克彦建築研究所
SIGN DESIGN HOKKYOK
FURNITURE PRODUCTION CondeHouse
LOCATION 大阪府門真市
PHOTOGRAPHY 小川真輝














