2020.05.01〈桑沢〉遠隔授業について
本校は、2020年度の授業において、感染症予防対策のため、5月7日(木)より当面の間、在宅による遠隔授業を実施いたします。 共通の授業方針と各授業の実施方法について、次の通りといたします。
遠隔授業は、資料や教材等を郵送して各自で課題に取り組む自習実習形式と、インターネットを活用したオンライン形式を組み合わせて行います。
オンライン形式では、主に同時配信(リアルタイム)型や記録配信(オンデマンド)型の授業を行います。
それぞれの授業により、より教育効果が高い形式を組み合わせ、実施いたします。また、一部の授業を除き、オンライン形式の授業においても、基本的に授業時間表に沿った曜日と時限に授業を実施しますが、非常勤教員、教職員の感染予防(オフピーク通勤)への対応として、総合デザイン科の授業時間は当面の間、1時間繰り下げて、下記の通りとします。デザイン専攻科および、夜間附帯教育の授業時間には、変更はありません。
なお、5時限目に開講する授業については、記録配信(オンデマンド)型の授業を行います。各自の都合で受講していただきますので、授業時間として設定しません。
1限目 | 10:00~11:30 |
2限目 | 11:40~13:10 |
3限目 | 14:00~15:30 |
4限目 | 15:40~17:10 |
5限目 | 記録配信(オンデマンド)型の授業により、 時間設定無し |
下記の内容は参考例なので、分野や科目によって多少異なることがありますので、詳細については、各科目の教員から説明します。 また、授業の映像や教材、およびそれらに関するURLのリンクやデータ等は、各自の学習の目的にのみ利用し、SNSや学外ホームページ等に公開するなど、本校学生以外への公開、提供はしないようお願いします。
1.オンライン形式の授業について
■同時配信(リアルタイム)型
パソコンやタブレット、スマートフォンなどを用いて教員とクラス学生全員がオンラインで繋がった状態で授業を行う形態です。
例1)実技授業
パソコンなどを通じて、教員から当日の授業内容、課題を説明します。
その後、各自でスケッチや作業を行い、作業した成果物を提出期限までにデータで提出します。
疑問点等の質問がある場合は、オンライン形式で質問をすることにより教員からアドバイスを受けることができます。次回の授業時に作品や成果物に対する教員からのアドバイスをもとに、次の作業を行います。プレゼンテーションや講評会は、提出された作品写真や成果物データファイルをもとに、全員で回覧しながら講評を受けます。
例2)演習・講義授業
教室で講義を聞くように、教員の講義をパソコンなどを通じて聴講します。講義中、簡単な質問や課題が提示され、その質問や課題について考える時間を設けたあと、質疑応答、意見交換を行います。
■記録配信(オンデマンド)型
教員があらかじめ送付した資料や教材、インターネットを通して配信した授業動画やテキスト、画像、動画資料等を、指定された期日までに各自がダウンロードして学習を進めていく形態です。
例1)実技授業
あらかじめ送付または配信された資料や教材、授業動画や画像、テキストによる課題や資料を参考にして成果物を作成し、作品写真や成果物データファイルを指定された締め切りまでにアップロード提出します。フィードバック、レビューとして設定された授業回に、成果物に対して質疑応答や教員からのアドバイスを受けます。
例2)演習・講義授業
あらかじめ送付または配信された資料や教材、授業動画や画像、テキストによる課題や資料を参考にして、指示された課題や意見を締め切りまでにアップロード提出します。 ディスカッションやディベートとして設定された授業回に、質疑応答や意見交換、教員からのアドバイスを受けます。
2.使用するアプリケーションについて
本校で使用する遠隔授業の基本アプリケーションは以下の通りです。
3.遠隔授業環境の整備について
インターネットを活用したオンライン形式の授業を実施するため、以下の環境整備をお願いします。
■端末環境
原則としてスマートフォンやタブレットで受けられる方法に整える予定ですが、 皆様には可能な範囲でネット環境・パソコン環境の整備をお願いします。
カメラ・マイクがついた、Mac OS X 10.10以降、Windows 8.1以降 ※新たに購入する場合、MacBook Proを推奨します。
Chrome OS 78 以降、iPad iOS 12.0以降
※無線 LAN(Wi-Fi)環境が必要です。
(3)スマートフォンの場合
iPhone iOS 12.0 以降、Android 5.0 以降
■インターネット接続環境
(1)携帯電話のデータ通信を利用する方法(テザリング)
(2)専用の無線通信機器(ポケットWi-Fi等)を利用する方法
(3)自宅の固定電話回線や光ケーブル回線を利用する方法
自宅でオンライン授業を受講するためには、(3)を推奨します。
オンライン授業(特に同時配信授業)の受講に当たっては通信容量が膨大になります(場合によっては最大一日当たり 2GB 程度必要)。
※携帯電話キャリア各社は総務省からの要請により、データ通信容量の「無制限・大容量化」などを発表しています。詳細についてはご利用の携帯会社にご確認ください。
■自習作業を行う環境
一部授業では、制作課題も自宅で作業することが増えます。登校授業が行われるようになっても、いわゆる3密を回避するために、教室など校内の滞留を少なくするように対策を行います。一定期間は、授業時間・作業時間の短縮、構内自習スペースなどの閉鎖が継続する可能性があります。
自宅で、造形制作作業が行える環境づくりの準備を進めてください。
以上