日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

岡崎 利憲

総合デザイン科 プロダクトデザイン専攻
2013年卒業

岡崎 利憲 / プロダクトデザイナー

岡崎 利憲

プロダクトデザイナー

  • 1987年福島県に生まれる
  • 2010年東洋大学卒業
  • 2013年シチズン時計株式会社入社

〈桑沢〉の3年間は楽しいけれど忙しい、充実した毎日を送りました。私は大学を卒業してから、〈桑沢〉に入学しました。大学との違いは環境です。周りの同級生たちも、デザインという同じ方向に向かって切磋琢磨している。授業では求められる質が高い。そのために、大学時代よりもスケッチを描き、モックアップも高い品質のものを提出しなければなりません。でも、周りのモチベーションが高いので、それにつられてがんばることができました。

私は会社で海外に向けた時計をデザインする部署にいます。海外と日本では規格が違います。文字盤のテイストや時計自体のサイズなど、国によってバリエーションが違います。世界で受け入れられるデザインを考えなければいけないので、狙いどころがなかなか見えないのが大変です。

社会に出て、〈桑沢〉で学んだことで役立っていることが、3つあります。
まずひとつは、手を動かすということです。私は、最初から3Dソフトを使わずに、手描きで形を取っています。それは同じ時間内でも手描きの方が、圧倒的に多くの形状やアイデアを考えられるからです。またリラックスして作業を行える為、発想の幅を広げることができます。
ふたつ目は、新入生のときに受けた紙で立体をつくる基礎的な授業です。ここでは精度を求められる課題が出て、何度もやり直しをしました。とても細かい作業なので、細部にまで注意を払うことの大切さを学びました。これは応用が効きます。たとえば、簡単なプレゼンシートでも細部まで気を使うことで、見る人への説得力が増します。
最後は、プレゼンテーションをする機会が多かったことです。プレゼンシートを使って、どのように自分の想いを伝えるかを明確にする。これが仕事でも活きています。
普遍的に見える時計のデザインでも、デザイナーによって違いが出てきます。絶対的な正解のない仕事です。でもいいものは大多数の人がいいと思ってくれる。ここには人を魅了する何かがあります。こうした違いをさらに求めていこうと思っています。

 <インタビュー 2016年3月>©桑沢デザイン研究所

岡崎 利憲

 <インタビュー 2016年3月>©桑沢デザイン研究所

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