日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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浅葉克己 桑沢生の、目。> 桑沢生の、目。

2020.06.23昼間部3年 VD専攻 フォトグラフ 羽金ゼミ

■ 総合デザイン科3年次 VD専攻  卒業制作 羽金知美ゼミ

羽金ゼミは4月から現在に至るまでオンラインベースで遠隔授業を行なっています。
コロナ禍の中、授業だけでなく様々な仕事のスタイルが変化していく様をみています。
私たち羽金ゼミではオンラインでの授業の一環としてリモート撮影によるグループ課題を制作しました。

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Aグループ(新井明子、稲葉ひより、佐藤明日香、萩原蒼季)

私たちは、一日一日を生きている。
朝起きて、授業を受け終えて、自由な時間を過ごして、食べて寝る。人によって行う作業は違うが、「時間」の流れは同じである。このコロナ禍で、繰り返される毎日に飽きてしまうこともある。しかし、そんな毎日が大切な事を私たちは知っている。

スマートフォンによる同時通話機能を使用して撮影。1日の時間軸をお互いに役割を決めて3時間毎のタイムラインで撮影した。
また分割表示機能を利用して、それぞれの地元の風景を一つの景色として共有することで繋がっていることを実感する。




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Bグループ(伊藤沙緒、岩渕理紗、須田マリザ菜々ウエダ、中村朱里)

自粛中の日常を非日常として演出する。

オンライン通話で繋がってiPadに映し出されるモデル(友人)は、私(撮影者)の家の中に演出された非日常空間でポーズをとる。スケールアウトして私の部屋の中にいるモデル(友人)を私は撮影する。部屋の中で一番輝いているのは、まぎれもなくiPadに映し出されるモデル(友人)である。






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Cグループ(小川真歩、佐塚毬、藤倉千裕、前田鈴夏、村松倫実 / ゲストモデル:藤井侑李)

日常(Nichijo Seikatsu)
単縦な生活を写すのではなくモデルの「らしさ」を引き出すために〈日々の暮らしの風景〉を再解釈し、心の距離を撮影した。

手順は通常の撮影と変わりなく、ロケハン、テスト撮影、構図やポージングの検討、現場のセッティング指示などを全てオンラインで行なった。撮影はPCやスマートフォンの同時通話によるスクリーンショット。websiteでの展示を想定してスクロールで写真を見せていくためのレイアウトをした。

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図らずも3グループともキーワードとして「日常」というものをきっかけに作品製作へと展開していった。
リモート撮影の先行事例は少なく学生たちも1から撮影方法やコンセプトを話し合って制作することとなりました。
コロナ禍が過ぎ去った頃には、当たり前のようにリモートも撮影の選択肢の一つになっていることでしょう。

担当教員:羽金知美、鈴木一成