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浅葉克己 桑沢生の、目。 桑沢生の、目。

2025.06.18夜間附帯教育 基礎造形専攻_棒材を使って発想力を身につける

夜間附帯教育 基礎造形専攻の授業「基礎造形」では、棒材を使った立体制作に取り組みます。

この課題「棒による造形」では、棒(線)が持つ「長さ」と「方向」という特性を活かし、それらを連続させることで生まれる美しい立体を探求します。
同時に、手を動かしながら固定概念にとらわれずにアイデアを広げることを重視しています。

授業は、まず7cmの棒材10本を使って立体をつくるところからスタートします。
最初は長さや本数に制限を設けて制作を行い、素材と形にじっくり向き合い、ひたすら手を動かして多くのアイデアを出していきます。
これにより、棒材や連続による造形の多様な表現の可能性を探っていきます。

一つのアイデアを発展させたり、複数のアイデアを組み合わせる。また、途中で没になったアイデアも、いつか新たなかたちで活かされる可能性があったりなど、アイデアの展開にはさまざまな可能性が含まれています。

次回以降の授業では、長さや本数の制限を徐々に緩和し、アイデアを絞り込み、さらに発展させていきます。

授業では、制作途中のアイデアを共有し合います。
お互いの発想に触れることで、新たな気づきが生まれ、自分にはなかった視点や表現を取り入れるヒントにもなります。
観察を通して発想を深め、より豊かな造形表現へとつなげていきます。