2023.11.27夜間附帯教育 基礎デザイン専攻「レクチャー&ワークショップ」 橋本典久先生
夜間附帯教育 基礎デザイン専攻の「レクチャー&ワークショップ」では独自の問題関心やテーマをもつデザイナーの話を聴くことで、デザインという取り組みの拡がりや可能性を共に考えることを目的にしています。
今回は2週に分けてプリミティブメディアアーティストの橋本典久先生に講義していただきました。橋本先生は全天周の光景をフレーミングすることなく記録できる「Panorama Ball」や一度で全天周の光景が見ることができる「zerograph」など独自の表現手法で知られています。
1週目には橋本先生がどのような経緯でアイデアが生まれ、作られたのかについて紹介していただきました。その中で、当時の課題作品がどのようにしてPanorama Ballなどの制作に繋がったのかの開発秘話を教えていただきました。
2週目には映像前史として、紀元前180年頃のラス・マノス洞窟の手形から現在のテレビに至るまでの流れを話していただきました。
1週目の講義終了時に制作キットが配布された「フェナキスティスコープ(通称:驚き盤)」、それ以外にもソーマトロープ、アノーソスコープ、ゾートロープなど多くの視覚装置のレプリカをお持ちいただいて、実際に動かすことで貴重な学習体験をすることができました。