2025.08.12夜間附帯教育 基礎造形専攻_授業紹介「棒による造形」
夜間附帯教育は、プロを目指す方はもちろん、デザインに関心を持つすべての方に開かれた学びの場です。ここでの経験は、デザイナーを志すための進学準備としてはもちろん、日々の仕事や暮らしに新しい視点や発想を取り入れるきっかけにもなります。
基礎造形専攻では色・形・素材などの造形体験を豊かに積むことで、必ずしもデザインだけに限定されることがない、創造・制作活動一般の基礎を学びます。誰もが等しくもつ造形能力を、豊かに開発するための演習を体験し、個人の感覚・能力のトレーニングを行う専攻です。
今回ご紹介するのは、棒材を使った立体制作「棒による造形」の授業です。7週間かけて段階的に取り組むこの課題では、棒(線)が持つ「長さ」と「方向」という特性を活かし、それらを連続させることで生まれる美しい立体を探求します。
同時に、手を動かしながら固定概念にとらわれずにアイデアを広げることを重視しています。
この日の授業は、個別チェック回で、ひとり一人の制作状況に合わせたアドバイスを受けられます。
制作中は「自分の中ではこの角度が正解」と思っていた作品も、あちらこちらと向きを変えてみることで気づかなかった作品の魅力に気づくこともあります。
夜間附帯教育では基本的に宿題はありませんが、授業時間内に制作を完結させる方もいれば、自宅でも熱心に制作を進める方もいます。それぞれのペースに合わせて学びを進められる環境です。