VD

工藤強勝 ゼミ

[担当教員]
工藤強勝
清原一隆|本校非常勤教育職員
※2023年度より大久保裕文ゼミに変更します。

概念としての「本」と「告知ポスター」を造る

テーマを設定せず、各自自由なテーマにもとづいて媒体としての書物のあり方を、編集からエディトリアルデザイン~造本に至る計画、制作を通して「編集・造本・告知ポスター」などの新たなグラフィックデザインの提案をめざします。感覚的なものではなく、コンセプトを打ち出していくデザインにしていきます。また、五感を十分活用・刺激しながら、ビジュアルコミュニケーションを構築し、グラフィックデザインのあらゆる可能性を探ります。

「SD Review 2019」展ムック(図録)と作品募集・展覧会のポスター(鹿島出版会 2019)
工藤 強勝(くどう・つよかつ) 桑沢デザイン研究所卒業。1976年デザイン実験室設立。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科講師を経て2006年より首都大学東京システムデザイン学部・大学院教授、~ 14年客員教授。著書に『編集デザインの教科書』、『デザイン解体新書』、『文字組デザイン講座』など。「第7回桑沢賞」、「第48回講談社出版文化賞ブックデザイン賞」受賞。2019年「タイポグラフィをめぐる書物の森」展企画監修など。

学生作品

学生作品「文字の記憶」文字は、人間の記憶と情報を繋いでいる。字と言葉に対する私なりの理解を、人間の記憶、感情とリンクして新たな60個文字を再構築した。かつての文字の生命力を再び呼び戻し、漢字の自由再生の可能性を実験した作品である。

学生作品「満月のカクド」世にありふれているモノでも、実はまだ見つかっていない魅力が隠されているのではないか。もう1度、あらゆる角度から覗き直す。そして、そこから新しい印象を捉え、イラスト、文字、ポスターで表現し、1冊の本に閉じ込めた。

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