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2017.10.24デザインの課題加島卓 先生/東海大学准教授

 昼間部3年生の後期授業に「デザインの課題」という講義科目があります。3年間の最後の講義科目です。
現在のデザインの取り組みや「あたりまえ」に思われていることを、いまいちど大きな歴史的流れの中で捉え直してみます。卒制や仕事で行き詰まった時、自分たちの活動やあり方を俯瞰的にみることが突破口になるかもしれません。最終学年の講義は、卒業していく皆さんへのエールでもあります。

 講師には、おもに研究者の方たちをお呼びしています。
第1・2週に来ていただいたのは加島卓先生(東海大学准教授)です。加島先生の専門分野は社会学です。
「デザイナーは自分自身をどのような存在だと考えてきたか?」というテーマでお話しいただきました。「デザインとは語れないものだ」「デザインに大事なのは感覚やセンス」という考え方は、歴史のなかで偶然生み出された考え方の一つにすぎないという指摘に、受講生はデザインとことばの関係を見直すきっかけを得たようです。
加島先生といえば、東京オリンピック2020のエンブレム問題の際に、TVや新聞でお顔を見た方も多いのではないでしょうか?11月に『オリンピック・デザイン・マーケティング: エンブレム問題からオープンデザインヘ』(河出書房新社)も出版されています。ぜひ先生の著書も読んでみましょう。

加島卓先生