2019.12.09夜間レクチャー・シリーズ第3回 塩谷歩波さん
好評のスペースデザイン分野【夜間レクチャー・シリーズ】。
第3回目は、今まで訪れた銭湯をアイソメトリック図法を使って図解した「銭湯図解」をSNS、自身の本などで発表しているイラストレーター塩谷歩波さんにお越しいただきました。
▼銭湯図解サイト
https://sentozukai.jp/
開催日:2019年11月30日(土)
今回のレクチャーでは「建築的思想は他分野に繋がる」というテーマでお話いただきました。
塩谷さんが提唱される「建築的思想」とは、建築設計においては、リサーチから問題提起、そして解決案へという“抽象的な思考”と、解決案から設計提案という“具体化”の一連のプロセスを意味しています。
そのプロセスはTGAという考え方につながり、今の仕事でも役立てているそうです。TGAとは、Target(誰の為のものか)、Goal(何を感じさせるか)、Action(どんな行動を移させるか)の略で、他のビジネス業界でも使われている思考のプロセスのこと。
レクチャーの途中、TGAの練習として、塩谷さん考案のワークショップを行いました。
内容は、TGAを意識しながら、自分の好きなものをイラストと文章で表現するというもの。例えば、「美術の先生に(T)、また私に会いたいと思ってもらうために(G)、先生が好きそうな絵を描いてプレゼントする(A)」などです。
ワークショップでは、参加者は4人前後のグループに分かれ、自分の思いを話し合いながら、A3の紙に絵を描きました。そして最後には、希望者数名が皆の前で自分のTGAと絵を発表し、塩谷さんから多くのコメントを頂きました。
▼レクチャー内容詳細
https://kds-sd.com/report/spotlight/191130-lectureseries