日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

アクセス
MENU
LINE YouTube Instagram Twitter Facebook

卒業生インタビュー

加瀬 透

専攻デザイン科 ビジュアルデザイン専攻
2011年卒業

加瀬 透 / グラフィックデザイナー、アートディレクター

加瀬 透

グラフィックデザイナー、アートディレクター

  • 1987年埼玉県生まれ
  • 2010年立教大学経営学部卒業
  • 2011年制作会社入社
  • 2015年独立

正解は一つではない考え方の多様性に触れる体験
美術が好きな父の影響で、デザインに興味をもちました。大学の経営学部に在学中でしたが、デザインの仕事をしたいと思いはじめ、どんな仕事があるのかを調べていました。すると先生から〈桑沢〉の卒業生を紹介され、会ってみたらとても面白い方だったのがきっかけで、〈桑沢〉に惹かれました。〈桑沢〉に行くことを決めたのが大学2年生のときで、3年生までに卒業に必要な単位をほぼ取得し、大学4年生で〈桑沢〉の1年生として入学、ダブルスクールを経験しました。
経営学部で学ぶ自分がデザイナーになりたいというと、周りの人からは「どうして?」と不思議がられました。4年生になると大学の友人たちは次々と就職が決まっていきます。そんななかで不安になった時期もありましたが、人のことは気にせず、自分の得意なこと、興味のあることに打ち込もうと心に決めました。自分の気持ちに正直にやってよかったと、今でも思っています。

〈桑沢〉で学んだのは、正解が一つではないということです。学科ごとに全員が同じ方向に向かって課題に取り組みます。しかし、答えの出し方がみんな違う。「こういう考え方もあるんだ」と気づきました。ロジカルに考えて一つの答えを見つけていく数学などとは違う、多様なアプローチの方法があることを知り、とても勉強になりました。そして、グラフィックデザインを学ぶ上で、よい出会いがたくさんありました。先輩や後輩だけでなく、学外で会った人とも「デザイン」という仕事でつながることができました。いまだに先生とコンタクトを取り続けているのも、〈桑沢〉ならではのことだと思います。

私は現在、広告や雑誌、書籍、CD、Webなどのデザインをしています。独立して2年経ち、さまざまな仕事をして、去年から少しずつ自分の中でできること、デザインの中で達成したいことの根幹がはっきりしはじめてきました。雑誌や書籍など決まりごとの多い媒体の中で、自分の興味があるものを、持っている技術でどのように合致させるかを考えています。少しずつ実践し続けて、最近ではその成果を自分なりに実感できるようになりつつあります。
会社にいれば、アートディレクターが進行などを管理し、クオリティチェックもしてくれます。でも、独立するとすベて自分の責任です。デザイナーはみな、手がけている媒体自体に可能性や興味を見出して仕事をし、いつかは汎用性のある自分の技術をつくり出せたらと考えています。自分が面白いと思いつつ、相手にも面白いと思ってもらえるというバランス。こういう重なり合う視覚言語を生み出していけるよう、日々楽しく仕事をしています。

 <インタビュー 2018年3月>©桑沢デザイン研究所

加瀬 透

加瀬さんがデザインした書籍、およびイベント等のフライヤー

 <インタビュー 2018年3月>©桑沢デザイン研究所

卒業生一覧に戻る