日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

小林春奈

総合デザイン科 ファッションデザイン専攻
2011年卒業

小林春奈 / デザイナー

小林春奈

デザイナー

  • 1989年山梨県生まれ
  • 2008年山梨県立富士河口湖高等学校卒業
  • 2016年舞台衣装製作、リサーチ会社などを経て、アーティストとの公式コラボ商品などを扱うブランド(RE:SHAZAM)を設立

デザインの「概念」を学び身につけた幅広い視点からの考え方

ファッションデザイン会社「F.E.A.R EXPRESSIONISM」の新ブランド「RE:SHAZAM」で商品企画を行っています。 ブランドを立ち上げたのは、自分が好きなキャラクターの服を探していたときに、私の求めているデザインのものがなかったのがきっかけです。 「日常使いが出来るファッション性が高いキャラクター商品を、自分たちでつくろう!」。 目指したのは、いわゆるグッズではなく、アパレルに近いもの。 仕事の内容は、魅力的な漫画やアーティストに対して出版社を通じてアプローチをかけることからはじまり、作品のファンの目線で商品企画を行い、 イベントや売り場の場所選びまで、商品化から販売までの一連の流れのすべてです。 ひと手間加えた商品づくりを意識し、今まで自分が学んできた技法を総動員して、オリジナルのものを制作しています。

中学生の頃から将来は美術系の仕事につきたいと思っていました。しかし、美術予備校で周りのレベルの高さに圧倒され、美大への進学に不安を感じていました。 そんなときに、「美大と同じレベルの人たちが集まる〈桑沢〉という専門学校がある」と予備校の先生から紹介されました。 当初はグラフィックデザインを志望していましたが、他の分野にも興味があったので、1年次に幅広く学んだうえで専攻を決められることが最大の決め手でした。 また、渋谷と原宿の間という〈桑沢〉の立地も魅力のひとつでした。

1年次の「ファッション」の授業で、先生から「グラフィックデザインはあくまで平面上でしか表現できない。 ファッションは人が着ることで成立し、立体的にデザインできる」と言われ、衝撃を受けました。衣食住に関わる仕事がしたいという気持ちがあったので、2年次からファッションデザイン専攻に進むことに。 〈桑沢〉の特徴は、「概念を学べる」ことです。ファッションデザインは服をつくるだけではなく、写真やグラフィックデザイン、空間などすべてがファッションを形づくる構成要素のひとつになります。 そういった幅広い視点からデザインの考え方を身につけたことは、今の仕事に活かされています。

〈桑沢〉で学んでいた頃は、自分の名前が冠を飾るようなブランドを立ち上げたいと考えていました。 今では、自分が好きなものでブランドを運営していることにとてもやりがいを感じています。 時代を経ても新しさを感じてもらえる、また作品を使用させていただいた作家の歴史に残る商品をつくっていきたいです。

 <インタビュー 2021年3月>©桑沢デザイン研究所

小林春奈

 <インタビュー 2021年3月>©桑沢デザイン研究所

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