2025.11.18クロストークイベント第3回目『ミラノサローネ・サテリテ2025 日本から世界へ発信する若手デザイナーの視点』

2025年11月5日(水)、渋谷を拠点に開催されるデザインイベント「DESIGNART」期間にあわせ、桑沢デザイン研究所では公開講座としてクロストークイベントを開催しました。渋谷という都市から発信されるデザインの力と、教育・社会をつなぐ桑沢の役割を見つめ直すシリーズとして、全3回にわたり実施。その第3回では「ミラノサローネ・サテリテ2025 日本から世界へ発信する若手デザイナーの視点」をテーマに講演会が行われました。
登壇者は、昼間部スペースデザイン専攻卒業生・SUPER RAT 長澤一樹さん、夜間部プロダクトデザインコース卒業生で非常勤講師の脇坂政高先生。ファシリテーターはマテリアルバンク株式会社の須田直樹さんが務めました。

▲長澤一樹さん

▲脇坂政高先生

▲マテリアルバンク株式会社・須田直樹さん
長澤さんと脇坂先生はともに「ミラノサローネ・サテリテ2025」に出展し、長澤さんは最優秀賞を受賞。
冒頭では、それぞれの出展作品やこれまでの活動について紹介が行われました。
海外コンペに挑戦することの意義をはじめ、デザインへの情熱や継続の大切さ、素材やコンセプトへの向き合い方など、お二人それぞれの経験をもとに語っていただきました。学生時代の経験が現在の活動にどうつながっているのかや、デザイナーとしての挑戦や学びについても話が広がり、会場は終始熱心に耳を傾ける雰囲気に包まれていました。

最後は質問コーナーが設けられ、在校生からの質問にも気さくに答えていただいたり、終了後の歓談も賑わっていました。

登壇者プロフィール
長澤一樹さん
SUPER RAT代表 1995年、大阪府生まれ。高校卒業後、桑沢デザイン研究所昼間部スペースデザイン専攻に入学。在籍中は藤森泰司ゼミで家具デザインを学ぶ。卒業後、設計事務所スーパーポテトに入社。ホテルのインテリアなどを手がける。その後、2社を経て、独立しデザインスタジオSUPER RATを2024年に設立。「サローネサテリテ・アワード2025」に作品群「UTSUWA – JUHI SERIES」を出展し、最優秀賞を受賞。
SUPER RAT
脇坂政高さん
プロダクトデザイン分野「コミュニケーションデザイン」担当教員
wah 1989年生まれ。2014年 プロダクトデザインコース 卒業、株式会社良品計画を経て、現在は株式会社LIXILにて住宅設備機器、先行開発関連のデザイン業務に従事。2018年にはデザインユニットwahを設立し、プロダクトデザインにとどまらず、ブランディング、空間デザイン、UI/UXなどカテゴリーを超えたデザインを国内外で発表している。桑沢デザイン研究所非常勤講師として「コミュニケーションデザイン」を担当。JIDA正会員。
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