在校生インタビュー

畑邊 紗里

やり残して後悔しないチャレンジを。「好きなこと」の外へ手を伸ばす

デザイン専攻科ビジュアルデザインコース 2年畑邊 紗里

  • 1991年熊本県生まれ、千葉県育ち
  • 2011年東京成徳短期大学幼児教育学部卒
  • 保育士の仕事を経て、2015年、桑沢デザイン研究所入学
  • 内定先:株式会社デザインバス

幼児教育か美術・デザインか。大学進学時にどちらの方向に進もうか迷いましたが、そのときは幼児教育に進みました。大学卒業後は4年ほど保育士として働きました。仕事は慣れてきましたが、次第に自分にやり残したことはないだろうかと考えはじめるようになりました。変えることができるのはいまのうちだ、やはりデザインをやろうと思い切って転身を決意しました。デザインを学ぶことのできる学校を色々調べましたが、複数の課程があり、さまざま人が集まる〈桑沢デザイン研究所〉の夜間部を選びました。

社会人を経験したといっても、デザインについては知らない状態と同じでした。広告など華やかなイメージがあったデザインにも、細かい作業や技術が必要で、それらを身につけることに苦労しました。そのなかではパッケージデザインは面白いと感じました。実際に取り組むと、興味が広がることも多く、文字そのもののデザインも、そのひとつでした。

さまざまな講義を受け、自分の好きなものをつくるだけがデザインではないということがよくわかりました。社会を意識してマーケティングをし、コンセプトからデザインすることも大事。自分の好きなものの外にまで手を伸ばすと、得られることが多くあると考えられるようになりました。

保護者の方からのメッセージ

「ここで学んでよかった」と話す娘の表情に、有意義だった〈桑沢〉での日々を垣間見ました。仕事と両立しながら課題に取り組み、能力差を痛感したこともよい刺激となり、達成感も格別だったと思います。ものづくりのプロセスや人々の「想い」に触れたことは、大きな糧になったことでしょう。

<インタビュー 2017年3月>©桑沢デザイン研究所